マンション大規模修繕
エルザタワー32大規模修繕工事
建物概要
- 所在地
- 埼玉県川口市元郷2-15-2
- 竣工年
- 2002年2月
- 構造・規模
- RC造 地上32階建
(屋上ヘリポートまで112m)
- 住戸数
- 389戸
工事概要
- 発注者
- エルザタワー32管理組合
- 工事期間
- 2016年10月〜2017年7月
- 工事内容
- 外壁面・バルコニー・廊下・屋上 他
総合的な計画
今回の大規模修繕工事では、全体の工事金額をできるだけ安価に抑えたいとの要望がありました。
弊社では工期を当初の計画工期より2か月短縮させることにより工事金額の面で顧客のニーズに答えることが課題でしたが、弊社の購買力・交渉力を生かしこの課題を解決しました。
また、計画段階で、建物を1工区、2工区とに区分けし、1工区が終了したら2工区に仮設足場や「ワークプラットホーム」と呼ばれる移動昇降式足場を盛替えする計画とし、直接仮設工事にかかる費用の削減を実施できました。
高層階作業用移動昇降式足場、ゴンドラでの作業区分け、建物の形状を生かした作業計画
100mを越える超高層マンションの大規模修繕工事では、通常では一般的な枠組み足場は低層階でしか使用できません。当工事では、主な面の作業は「ワークプラットホーム」と呼ばれる移動昇降式足場を用いて32階まで作業を実施し、クレーン車が近寄れず、ワークプラットホームの組立ができない場所はレール式ゴンドラにて作業を行いました。
また、建物の形状を利用し、北東部、北西部のコーナー部分は通常超高層では用いらない一般の枠組足場を補強した上で設置することでバルコニー間の行き来を可能にすることで工期の短縮を実現しました。
お客様の声
エルザタワー32管理組合 大川理事長
大規模修繕工事は工期が10か月と長く、又、騒音やバルコニーの使用制限も発生し居住者に多大な不便と迷惑が掛かりますが、毎日の作業内容をエレベーターや掲示板に掲示したり、クレームに対し迅速に対応することで居住者とのコミュニケーションを確保しながら大きなクレームもなく終了することができました。
また、外壁の状態も良く下地補修工事での工事費が予想より少なく済み、その他の追加の工事に回すことができました。